ワークスアプリケーションズは東京都港区赤坂に本社を置く、ソフトウェアの開発や販売、そしてコンサルティングなどの事業を行う会社です。
以前は東京証券取引所のJASDAQ市場に上場を果たしていたこともありました。
この記事では、ワークスアプリケーションズへの転職を目指す方向けに、企業情報や労働環境、平均年収、求人情報などを解説します。
「ワークスアプリケーションズへの就職・転職に興味がある」という方は、是非参考にしてください。
目次
ワークスアプリケーションズの企業情報
社名 | 株式会社ワークスアプリケーションズ |
本社所在地 | 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル19階 |
代表者 | 井上 直樹 (代表取締役最高経営責任者) 秦 修 (代表取締役最高執行責任者) |
設立 | 1996年7月 |
資本金 | 114億9,118万6,175円 |
売上 | 非公開 |
従業員 | 3,202 名 |
事業内容 |
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公式サイト | https://www.worksap.co.jp/ |
職種と仕事内容
ワークスアプリケーションは主に、クライアント企業の抱える様々な課題を解決に導くITサービスの開発、販売などを行っています。
特に、日本企業の商慣習に適した「COMPANY」や人工知能型ビジネスアプリケーションの「HUE」が有名です。
ワークスアプリケーションズが取り扱うソリューションは、課題、業種ごとにそれぞれ以下の通りです。
課題別ソリューション |
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業種別ソリューション |
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ダスキンやパーソルなど、名だたる大手企業も、それぞれの課題解決のためにワークスアプリケーションズのソフトを採用しています。
入社後は、2~6か月間の研修を積んだのちに、Sales & Marketing部門かConsultant部門のいずれかに配属されます。
ワークスアプリケーションズの労働環境
ワークスアプリケーションズの労働環境について、詳しく紹介します。
残業時間
ワークスアプリケーションズの月間の平均残業時間は50時間弱です。
コアタイムなしのフレックスタイム制を導入しており、かなり自由な働き方をすることができます。
ただ、IT企業らしく業務量は非常に多いため、長時間の労働を強いられる社員も少なくありません。
ワークスアプリケーションズは完全成果主義を採用しているため、成果を残すために長時間残業をしているということも多くあります。
福利厚生
詳しくは後述しますが、ワークスアプリケーションズの賃金はかなり高水準です。
その反面、福利厚生の充実度はイマイチで、住宅補助など、一般の日系企業に見られる制度は整えられていません。
ただ、女性の働きやすさを推進するために、出産・育児に関連した制度は徐々に整備され始めています。
その一例が「ワークスミルクラブ」です。
これは、社内で活躍する女性社員たちがアイディアを出し合って確立した制度で、以下のような特徴があります。
- 育児休業は妊娠判明時から、子供が3歳になるまで取得できる可能
- 子供が小学校を卒業するまでは短時間勤務制度を利用可能
- 休業中も社内の情報にアクセス可能
- 職場復帰時にボーナスを支給
日系の大手企業らしく、コンプライアンスの意識は非常に高いため、名ばかりの制度でもなく、実際に活用している社員も少なくないようです。
しかし、総じて見れば福利厚生は充実していると言えません。
給与にその分上乗せされていると考えるべきでしょう。
英語は必要?
ワークスアプリケーションズは、募集に際して基本的に英語力を不問としています。
そのため、英語に苦手意識があったとしても、それがワークスアプリケーションズへの就職の足かせになることはありません。
しかし、国内のみならず海外にも拠点を設けており、就職後一定の期間が経過すると、海外拠点への異動を命じられることもあるでしょう。
その際には当然、ビジネス及び日常生活で困ることがないレベルでの英語力が必要となります。
キャリア採用の場合には、一定以上の英語力を募集用件として課していることもあるので、できるだけ英語力は身に着けておいた方が良いでしょう。
仮にワークスアプリケーションズの就職に直結しなかったとしても、自分自身のビジネス資産としてストックされ、今後のビジネスや人生で大いに生かすことができます。
ワークスアプリケーションズの平均年収
ワークスアプリケーションズは年俸制を採用しており、給与レンジは概ね以下の通りと推定されます。
役職 | 年収レンジ |
スタッフ | 500~600万円 |
シニアスタッフ | 550~700万円 |
マネージャー | 600~1100万円 |
シニアマネージャー | 800~1200万円 |
ディレクター | 1500万円程度 |
1年目から500万円以上ということで、日系の企業としてはかなりの高水準です。
しかし、研修での評価があまりにもお粗末な場合、年収が350万円に引き下げられるケースもあるなど、振れ幅があります。
評価基準も明確にされていないということなので、この点は少し気になるポイントですね。
しかし、成果を収めて高い評価を得ることができれば、それに応じて一気に給与水準を高めることができます。
優秀な社員の場合、5年目で1000万円を超えるということもあるようです。
反面、入社後一貫して年収が横ばいという社員も少なくありません。
完全成果主義で、よくも悪くも自分次第という環境ではありますが、モチベーション高く仕事をしたい人には最適な労働環境と言えるでしょう。
ワークスアプリケーションズの口コミ
ワークスアプリケーションの従業員や退職者の口コミをいくつか紹介します。
やはり、裁量権の大きさややりがいに魅力を感じるという声が多数ありますね。
ワークスアプリケーションズの求人情報
ワークスアプリケーションズの求人情報について紹介します。
公開求人はある?
ワークスアプリケーションズの公式サイトでは、新卒採用とキャリア採用のそれぞれについて、情報が掲載されています。
キャリア採用の場合はかなり職種が細分化されており、特定のポストでの募集があるという状態です。
具体的には、以下のような職種での求人があります。
- 広報
- 経理財務
- 総務
- テクニカルサポート
- 営業/Enterprise Sales
- システム導入コンサルタント
- サテライトアビリティエンジニア
上記のほか、アルバイトスタッフの募集もあります。
応募条件については、それぞれの職種により具体的に規定されています。
キャリア採用の場合には基本的に未経験での募集はしていないことから、即戦力として活躍できる人材を求めていると言えるでしょう。
採用情報
ワークスアプリケーションズの新卒採用は、かなり大規模に行っており、少ない年でも300名程度、多い年には800名程度を採用しています。
直近で言えば、2017年は実に808名の採用を行いました。
人気の大きな企業ではありますが、大量採用を行っているため、内定者の学歴もバラバラです。
難関国公立や早慶上智などの上位校から、偏差値50台の大学まで様々です。
ワークスアプリケーションズ入社はどんな試験・面接をするの?
ワークスアプリケーションズに就職するためには、面接を始めとした就職選考レースを勝ち抜かなければなりません。
では具体的にどのような選考が行われるのか、詳しく解説します。
ワークスアプリケーションズの選考スケジュール
ワークスアプリケーションズの新卒採用の選考は、以下の流れで行われるのが一般的です。
- 説明会参加及び一次選考
- 二次選考
- 三次選考
- 3Daysインターンシップ
実際の面接の質問事例①「10年後に会社でどのような立ち位置にいたいか?」
これは実際の転職面接経験者の体験談によるものです。
ワークスアプリケーションズの平均勤続年数は5年程度と言われており、かなり短くなっています。
それは、他の会社でもやっていける、もしくは独立して自分一人でやっていけるという自信をつけて前向きに退職しているという例も多くありますが、中には仕事にストレスを感じ、耐えられなくなった結果の退職ということも少なくありません。
会社側としては当然、従業員には長く働いてほしいものです。
10年という長いスパンでの自分の社内でのキャリアをイメージさせるような質問をしているのでしょう。
本心では「独立したい」という思いを抱いているとしても、基本的には「指導的地位についている」など、社内でのキャリアを想定した回答をしましょう。
実際の面接の質問事例②「なぜこの会社を志望しているのか」
志望動機は当然、どの会社の面接においても問われるものです。
面接では、「なるほど。だから我が社を志望しているのか」と、面接官が納得できるような回答を心がけましょう。
ワークスアプリケーションズの面接は、徹底的に1つの回答を掘り下げていくという傾向があるようです。
そのため、単に回答するだけではなく、二次質問、三次質問が飛んでくることも想定する必要があります。
特に志望動機については、ワークスアプリケーションズである必然性まで徹底的に紐解いてきたり、時には面接者の回答を否定してきたりすることもあるようです。
やや圧迫気味に感じられるかもしれませんが、その中でもしっかりとした受け答えをする必要があります。
実際の面接の質問事例③「今回の面接における自分の受け答えは何点だと思いますか?」
ワークスアプリケーションズは「個」を非常に重要視する社風です。
そのため、しっかりと自分自身を客観的に分析できているか、ということも面接における評価ポイントになります。
「何点か?」という質問に対する回答は、それほど重要ではありません。
100点や0点など、極端すぎない採点をしましょう。
それよりも重要なのは、その理由です。
当然、「なぜその点数にしたのか」ということを深掘りされます。
その面接を通じて、自分が良かったと感じる部分、もう少し改善できると感じる部分を、できるだけ面接官が感じているであろうことと同じことを説明することが大切です。
ワークスアプリケーションズが求める人材
ワークスアプリケーションズの公式ホームページでは、以下の通り求める人材について記載されています。
誰もが諦めていた問題に興味を持ち、答えのない課題に対して自らの思考と発想で問題解決することに楽しさを見出して取り組める方。
- 企業の業務改善に興味がある方
- 決められたことを鵜呑みにせず自ら理想を追求したい方
- 積極的に企画・提案を行いたい方
- お客様との関係構築に自信のある方
ワークスアプリケーションズは新たな価値の創造やチャレンジングな仕事を重視しているため、ルーティンワークを愚直にこなせるような生真面目な人よりも、とにかく行動力があり、積極的に何事にも挑戦するような人材が重宝されます。
ワークスアプリケーションズに転職する難易度
ワークスアプリケーションは比較的大規模な採用を行っているものの、人気度の高い企業なので、採用レースを勝ち抜くのは容易ではありません。
十分な準備をしていかなければ、内定を勝ち得ることはできないでしょう。
特に中途採用の場合には、今日からでも即戦力として活躍できる人材であると認められなければなりません。
若いうちからでも大きな裁量権を与えられる以上、高いレベルでのビジネススキル、そして応募する職種によっては、専門的知識や特別な資格などが必要になることもあります。
そのため、総じてワークスアプリケーションへの転職の難易度は非常に高いと言えるでしょう。
ワークスアプリケーションズに就職する理由
ワークスアプリケーションズはGPTW Japanという組織が測定する「アジア地域における働きがいのある会社ランキング」で、ベストカンパニー賞を受賞するなど、職場環境は対外的に見ても高い評価を受けています。
その大きな理由は、従業員一人ひとりが大きな裁量権を持って仕事ができるということです。
もちろんその分責任も伴いますが、ビジネス経験を積み、ビジネススキルを高める環境は整備されていると言えます。
完全実力主義でモチベーションを保ちやすいという面も大きなポイントです。
そのため、ビジネスマンとして成長したいと考えている人が、多くワークスアプリケーションズへの就職を希望します。
実際に、転職市場でもワークスアプリケーションズの出身者は高く評価されるため、転職活動に困ることもほとんどなく、希望通りの転職を実現させられるケースが多いようです。
国際的にも有名な企業をクライアントとして仕事ができる機会も多いため、社会の変革に直結するような大きな仕事をしたいと考えている方にもおすすめの会社です。
ワークスアプリケーションズの転職まとめ
この記事では、ワークスアプリケーションズへの転職を目指す方向けに、企業情報や労働環境、年収、求人情報、採用選考などを解説しました。
ワークスアプリケーションズでは、従業員一人ひとりに大きな裁量権と責任が与えられるため、高いレベルでビジネススキルを有していることが求められます。
そのため、特に中途採用の場合には「入社後に成長しよう」というように考えていると、内定を勝ち取ることはできません。
予め高いレベルでビジネススキルを身に着けておく必要があります。
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