パクテラコンサルティングジャパンは、中国の大連を本拠として全世界17か国に展開しているパクテラグループの日本法人です。
Forbes500の実に3割をクライアントとして抱えている有名コンサルティングファームで、特にAIなど最先端テクノロジーに大きな強みを持っています。
この記事では、パクテラコンサルティングジャパンへの転職を目指す方向けに、企業情報や労働環境、平均年収、求人情報、面接内容などを詳しく紹介していますので、参考にしてください。
目次
パクテラコンサルティングジャパンの企業情報
社名 | パクテラ・コンサルティング・ジャパン株式会社 |
本社所在地 | 東京都江東区富岡2丁目11-6 HASEMAN BLDG. 6F |
代表者 | 代表取締役会長 李 勁松
代表取締役社長 杉山 周平 |
設立 | 2015年9月1日 |
資本金 | 9千万円 |
売上 | 非公開 |
従業員 | 68名 |
事業内容 |
|
公式サイト | https://jp.pactera.com/consulting |
職種と仕事内容
パクテラコンサルティングジャパンの事業内容は、主に以下の3通りです。
ビジネスコンサルティング | 事業計画策定、マーケティング戦略立案、業務分析/ 診断、BPR 支援、FinTechアドバイザリー等 |
IT コンサルティング | IT 戦略立案、プロジェクトマネジメント支援、セキュリティ脆弱性診断、ソリューション導入支援、システム保守等 |
新規事業開発 | AI 研究&開発事業、M&A アドバイザリー事業、ソフトウェア/ ハードウェア販売事業、保険代理店事業等 |
従業員は100人程度と非常に少ない会社だけに、一人の従業員が抱える裁量権も大きく、また幅広い分野の仕事に触れることができます。
一人で複数の案件を回すということも少なくありません。
全従業員のうち、30代以下が半数を占めるということもあり、若いうちから大きな責任を伴うポストを任されることもあるでしょう。
それだけに、大きなやりがいにあふれているということでも上々の評判です。
なお、パクテラの日本法人には、「パクテラテクノロジージャパン」というグループ会社も存在します。
こちらは主にエンジニアが在籍しており、ソフトウェアの開発などを行う会社です。
完全に別会社というわけではなく、IT関連のコンサルティングについては、パクテラテクノロジージャパンからの助言を受けることもできるため、特にITコンサルティングは、パクテラコンサルティングジャパンの大きな強みとなっています。
パクテラコンサルティングジャパンの労働環境
パクテラコンサルティングジャパンの労働環境について紹介します。
残業時間
パクテラコンサルティングジャパンの月間当たりの平均残業時間は30時間強です。
コンサルティングファームの水準と比べると、比較的短めという印象を受けます。
基本的には夜通し仕事をしていたり、土日に出勤を命じられたりするということはありません。
また、コアタイムを11時から15時に設定しているフレックスタイム制を利用しているため、自由に労働時間を設定することができます。
もちろん、プロジェクトの繁忙期などには残業時間が長期化することもありますが、管理職がそれを野放しにするということもなく、会社全体として、できるだけ残業をしないようにしようという風潮が強くあるようです。
そのため、オフの時間には趣味にしっかり興じることができるなど、ワークライフバランスを充実させることができるという声が多々あります。
福利厚生
パクテラコンサルティングジャパンの福利厚生は、採用情報のページで以下の通り掲載されています。
- 通勤手当支給
- 社会保険完備
- 住宅手当
- 産休・育児休暇取得実績あり
- その他、当社規定に従い、住宅手当、単身赴任手当、結婚お祝い金、出産お祝い金など有
最低限の保険制度は整っているものの、日系大手のような充実した福利厚生はないと考えた方が良いでしょう。
日本法人は、設立されてから5年程度と若い会社だけに、今後福利厚生は整備されてくることに期待です。
英語は必要?
パクテラグループは、日本と中国をはじめとして、アジア・オセアニア地域に30拠点を設けています。
日系のコンサルティングファームと比べると、グローバル案件も多く、日常的に英語を利用する機会も少なくありません。
パクテラの公式サイトでは、全従業員の実に47%が外国人社員であるというデータもあります。
そのため、ビジネス上、そして日常生活でも困らないレベルでの英語力は身に着けておくべきです。
パクテラコンサルティングジャパンの平均年収
パクテラコンサルティングジャパンの1年目の平均年収は400万円弱です。
この金額は、コンサルティングファームの業界水準と比較すると、かなり低いと言わざるを得ません。
しかし、まだ会社自体が若いこと、上位のポストもかなり空いていることなどもあり、昇進時の昇給はかなり大きく、数十万円単位は当たり前です。
最初はアナリストとして入社するものの、コンサルタントに昇進すれば、それだけで60万円近く昇給します。
この昇進は、よっぽどのミスを犯さない限りは誰でも可能なようです。
その後昇進していき、マネージャークラスになると900万円程度の年収となります。
給与水準で見れば、業界全体で見てもかなり劣っているのが現状です。
加えて福利厚生もあまり充実していないので、可処分所得もかなり低くなります。
パクテラコンサルティングジャパンの口コミ
パクテラコンサルティングジャパン従業員や退職者の口コミをいくつか紹介します。
パクテラコンサルティングジャパンの求人情報
パクテラコンサルティングの求人情報について紹介します。
公開求人はある?
パクテラコンサルティングジャパンの公式サイトには「採用情報」というリクルートページがあります。
「Entry」というボタンを押すと、新卒採用とキャリア採用それぞれについて確認可能です。
キャリア採用は、アナリスト職からマネージャークラスまで、幅広い役職について求人があります。
募集職種ごとに、それぞれ具体的な実務経験などが、応募の必須条件とされています。
例えば、保険事業部チーム1の求人は、役職に応じてそれぞれ以下の通り応募資格が設定されています。
<コンサルタント及びシニアコンサルタント>
|
<マネージャー以上>
以下のうち3つ以上に該当
上記のほか、英語力や中国語力、コンサルティングファームでの実務経験なども、プラスで評価される要件です。 |
そのほか、リクルートやマイナビなどのサイトでも求人情報が公開されています。
また、希望する職種がない場合でも、「オープンポジション採用」というオプションを利用すれば、求職可能です。
他のコンサルティングファームと比べると、かなり広い人材に門戸が開かれていると言えるでしょう。
採用情報
パクテラコンサルティングジャパンの新卒採用実績は
- 2017年:11名(男9名、女2名)
- 2018年:5名(男4名、女1名)
- 2019年:11名(男11名、女0名)
です。
内定者の出身大学(大学院含む)は、以下のような大学があります。
- 大阪教育大学
- 関西外国語大学
- 甲南大学
- 佐賀大学
- 静岡県立大学
- 上智大学
- 専修大学
- 電気通信大学
- 東京国際大学
- 東京農業大学
- 東京理科大学
- 日本大学
- 法政大学
- 武蔵大学
- 明治大学
- 明治学院大学
- 琉球大学
- 早稲田大学
超一流大学ばかりというわけではないことからも、学歴よりポテンシャルを重視した採用を行っていることが伺えます。
また、カリフォルニア大学やイーストロンドン大学など、海外の大学からの採用実績もあります。
パクテラコンサルティングジャパン入社はどんな試験・面接をするの?
パクテラコンサルティングジャパンに入社するためには、採用選考をすべてパスする必要があります。
具体的にどのような選考が行われるのか、詳しく解説します。
パクテラコンサルティングジャパンの選考スケジュール
パクテラコンサルティングジャパンの選考の流れは以下の通りです。
- エントリー
- 適性検査・書類選考
- 一次面接
- 二次面接
- 採用内定
選考過程でグループワークは行われません。
キャリア採用の場合にも、基本的には上記の流れで選考が行われます。
ベンチャーを志望する理由
パクテラコンサルティングは、会社の年齢の若いベンチャーの一種です。
そのため、大手のコンサルティングではなく、なぜベンチャーを志望するのかということがよく聞かれます。
パクテラコンサルティングは、若くて人数が少ないからこその魅力が多数あります。
特に若手のうちから裁量権をもって仕事ができることは大きな魅力ですので、その点を踏まえた回答ができると良いでしょう。
未経験者の場合には、「成長意欲」も大きな評価ポイントとなります。
パクテラコンサルティングのどの事業に魅力を感じたか
パクテラコンサルティングの志望動機にも直結する質問です。
就職の本気度や他社ではなくパクテラであることの必然性を具体的かつ論理的に回答できるようにしましょう。
詳しくは後述しますが、パクテラコンサルティングの求める人材に、「クライアントの要求を的確にとらえることができる頭の回転の速さ」という要素がありますので、面接官が一発で納得できるような回答をするよう心がけましょう。
逆質問
面接の大半が、面接者からの逆質問で進んだということもあるようです。
逆質問は、どれだけパクテラコンサルティングという会社に興味・関心を抱いているかを測る1つの指標にもなります。
調べればすぐに分かるようなことは低評価につながるので注意が必要です。
しっかりと企業研究を深めておくことが前提となりますので、ここは手を抜かずに準備しておきましょう。
パクテラコンサルティングジャパンが求める人材
パクテラコンサルティングジャパンの求人ページにおいて、以下のようなスキルを持った人材が求める人材として紹介されています。
- クライアントの要求を的確にとらえることができる頭の回転の速さ
- 膨大な事務作業をこなせる忍耐強さ
- 問題解決に向けて、プロアクティブな動きができる方
- ベーシックなビジネススキルの高い方
- 責任感が強い方
上記のほか未経験者であれば、コンサルティングファームへの強い熱意や成長意欲が、経験者であれば、プロジェクト開発経験やマネジメント経験なども歓迎要件とされています。
基本的には、一定水準以上のビジネススキルが求められると言えるでしょう。
パクテラコンサルティングジャパンに転職する難易度
パクテラコンサルティングジャパンは少数精鋭のコンサルティングファームのため、入社するためには狭き門をくぐり抜ける必要があります。
求職に際して求めるビジネススキルも比較的高いため、選考を通過するのは容易ではありません。
新卒採用、キャリア採用ともかなり高い競争倍率になることもあるため、相応の準備をすることがマストです。
パクテラコンサルティングジャパンに就職する理由
パクテラコンサルティングジャパンは、日本法人は創業5年と若い会社ではありますが、世界各地に30拠点を設ける大きな組織がバックボーンに存在しているため、安定性は抜群です。
そのため、スタートアップでありながらも、Forbes500に掲載されるような有名な企業をクライアントにして仕事をすることができます。
また、会社に文化や慣習が根付いていないため、変なしがらみに縛られることなく、裁量権をもって仕事ができることも大きな魅力です。
そのため、仕事を通じてビジネスマンとして成長していきたいと考えている人が多く就職を希望します。
反面、給料が業界水準と比較して安かったり、福利厚生が充実していなかったりする面もあるため、安定してキャリアを形成したいと考えている人には不向きな会社です。
パクテラコンサルティングジャパンの転職まとめ
この記事では、パクテラコンサルティングジャパンへの転職を目指す方向けに、企業情報や労働環境、平均年収、求人情報、面接内容などを紹介しました。
パクテラコンサルティングジャパンは、いわゆる超難関大学以外からの採用実績もありますが、かなり人数を絞った採用を行っているため、内定を勝ち取るのは簡単ではありません。
特に、求めるビジネススキルはかなり高めに設定されているため、十分が準備をして就職選考に臨む必要があります。
そこで、パクテラコンサルティングジャパンへの転職を志す方は、セミナーに参加して、ビジネススキルを高めておくことがおすすめです。
セミナーを受講することで、最短距離でのパクテラコンサルティングジャパンへの転職を実現することができるでしょう。
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