戦略系・総合系コンサルティングファームの違いを解説【知っているようで知らない】

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毎年、高い人気を誇るコンサルティング業界。

「経営に携わる仕事をしたい」「一流企業の第一線で活躍したい」「高収入を得たい」このような学生の皆さんは特に志望度が高い業界です。

しかし、コンサルといっても実は会社によって取り扱う領域や、関わる仕事内容は大きくことなります。

「経営をしたい」=「コンサル」という安易な理解では、難易度の高い就職試験を突破することも難しいでしょう。

ここではコンサルティング業界でも人気の高い「戦略系コンサルティングファーム」と「総合系コンサルティングファーム」の違いについて解説していきたいと思います。

戦略系・総合系コンサルティングファームの違い

コンサルティング業界の中で最も有名なのが戦略系コンサルティングファームでしょう。

主な役割は、企業のトップ経営戦略・全社戦略や、M&Aにおける事業統合のプロジェクト、海外参入プロジェクトなどが挙げられます。

総合コンサルティングファームは、総合の名の通り、全社戦略、M&Aの提案から人事戦略、ITシステムの導入まで、あらゆる業界の企業をクライアントにし、その企業にまつわるさまざまなことを総合的にサポートします。

戦略系と総合系で扱い仕事内容も大きく異なるので、自分が何をやりたいのかを明確にした上でどちらに進むべきかを判断することが必要です。

戦略系コンサルティングファームの特徴

では、戦略コンサルティングファームの特徴を見ていきましょう。

扱う仕事の難易度が高い分、報酬も高いですが、「精神的・肉体的なタフさ」が必要になります。

少数精鋭のプロフェッショナル集団

戦略コンサルティングファームの多くは、外資系企業が中心です。

世界の数十か国にオフィスを持ち、グローバルに展開しています。

戦略系のグローバルファームは、1社あたりの人数が少なく、抱えるコンサルタントの数も少ないのが特徴です。

グローバルに展開している企業のサポートをするということもあり、各国間とのやりとりも発生します。

難易度の高い仕事ということもあり、コンサルティングフィーについても他のファームと比べると高額となります。

そのため、クライアントも大手一流企業がほとんどです。

高額な報酬

コンサルティングフィーが高い分、戦略コンサルティングファームに勤めるコンサルタントの給与は、他のファームと比べても非常に高額です。

新卒で700万前後、20代半ばまでには1000万超えラインを突破します。

その分、クライアントからの要件の難易度も高く、労働環境も決して恵まれているとも言えません。

常にプレッシャーと戦う必要があるため、精神的・肉体的にもタフでないと務まることができません。

Up or Out

コンサルティングファームや外資系企業での代名詞である「Up or Out」。

「一定期間で成果・昇格(アップ)を出せない社員は、会社を辞めてください。(アウト)」という制度です。

特に、マッキンゼーを始めとする外資系戦略コンサルティングファームの出身者たちが、自らの体験談を書籍やインターネット上で発信することで広く世間に認知されてきた言葉になります。

昔に比べると、やや緩やかになったものの、まだまだこの制度は残っていることが現状です。

原則2-3年程度で昇格できなければアウトですが、ポテンシャルが認められれば一定期間の猶予が与えられます。

しかし、当落線上にいるコンサルタントはそれ以前に空気を読んで退職する社員が多いため、本当の意味での「Up or Out」の退職者は少ないです。

また、Outをせずとも、他のゆるやかなプロジェクトに異動する例も最近では多くなっています。

総合系コンサルティングファームの特徴

総合系コンサルティングファームの特徴についてみていきましょう。

戦略系と比べると、選択肢がたくさんあります。

さまざまな業界の出身者や、多様なスキルを持った社員など、魅力的なメンバーに出会う確率が多いのも総合系ならではです。

協同プロジェクトが多い

総合系コンサルティングファームは、その業務範囲の広さから、他部門や他のコンサルティングファームとの協同プロジェクトも少なくありません。

例えば、人事制度改革のプロジェクトであれば、人事コンサルタント部門が上流工程における、制度改革設定、人事戦略の策定をし、人事システムの導入自体はITコンサルタント部門が行います。

導入後は他社のITベンダーに業務を委託するなど、関係者はさまざまです。

上流から下流まで、自分が参画したプロジェクトの全体が見られるため、大きな魅力の一つと言えるでしょう。

安定して働ける

戦略系コンサルティングと比べると、「Up ot Out」の風潮も少なく、安定して働ける環境があります。

大手一流企業だけでなく、幅広い業界、分野でのクライアントを抱えるため、仕事内容も豊富です。

もちろん、クライアントからのミッションは難解なものも多いですが、戦略コンサルティングファームと比べると、大人数、長期間のプロジェクトが多く、腰を据えてじっくり仕事に取り組めることが可能になります。

特に最近では、IT系のコンサルティングが増えており、大規模なシステムの入れ替えに携わると、それだけで最低でも3年間~という長期間でのアサインということも可能です。

新入社員だけでなく、転職組の採用も活発に行い、採用後もさまざまなトレーニング制度で社員を育成に力を入れ続けているのも総合コンサルティングファームの特徴になります。

幅広い知見が得られる

総合系コンサルティングファームでは、戦略・IT・財務・人事などの部門と、メーカー、金融、情報通信、メディア、医療、教育、自動車、公共機関、エネルギーなど、インダストリーに分けられた部門で構成されることが一般的になります。

総合コンサルティングファームで働く社員のバックグラウンドは多種多用です。

転職組には、各業界の第一線の企業で活躍した社員も多くいるため、さまざまな分野の知識・知見を得ることができます。

戦略系と総合系の試験の違い

多くのコンサルティングファームでは、年に複数回の選考を実施しています。

ただし、戦略系コンサルティングファームでは、一度選考に参加して残念ながら落ちてしまった場合、その後の選考に参加できなくなることが特徴です。

そのため、選考に参加する時期は、志望度によって慎重に検討する必要があります。

例えば、志望度の低いファームについては、早い時期に応募し、選考で経験を積むのもいいかもしれません。

ここからは戦略系と総合系の選考について見ていきたいと思います。

ES

コンサルティングファームのエントリーシート(ES)の役割は、大きく分けて2つあります。

それは、「絞り込み」と「面接時の材料」です。

戦略系コンサルティングファーム

ほとんどの戦略コンサルティングファームのESの特徴として挙げられるのが、文字数が極端に少ないということです。

日系の大手企業のESの規定文字数が400字前後であるのに対して、戦略コンサルティングファームでは100字~200字であることがほとんどです。

面接の材料のみで使われる傾向があるので、自分が本当に伝えたいことを簡潔に書くことがポイントになります。

戦略コンサルの採用は、ケース面接が中心となります。

ESについての質問をされることはほぼなく、触れられるとしても最終面接の冒頭の数分だけということも。

短い時間でも的確に答えられるようにしましょう。

総合系コンサルティングファーム

総合コンサルティングファームでの選考においては、ESの出来は重要なポイントになります。

それは、総合コンサルティングファームの選考では「志望度」が重視されるためです。

戦略コンサルとは違い、1次面接や2次面接の序盤で志望理由を問われることもあります。

その際には、ESも必ずチェックされますので、自己分析をしっかり詰めて志望動機も明確にし、質の高いESを提出するように心がけましょう。

筆記試験

ES通過後は、筆記試験のプロセスとなります。

一般企業と比べると、合格ボーダーも高く、手を抜かずに対策することが必要です。

関連記事:コンサルタント就活のWebテスト・筆記試験対策まとめ【9割が落ちる?】

戦略系コンサルティングファーム

戦略コンサルティングファームの筆記試験は、ファームによっては9割以上がふるい落とされる難易度の高いプロセスとなっています。

広く普及しているWEBテストではなく、ファームオリジナルの問題が多いことが特徴になります。

オリジナルといっても、市販本で対策することも十分可能です。

合格ボーダーは非常に高いので、いかにミスをせずに早く解くかが重要です。

総合系コンサルティングファーム

ほとんどの戦略コンサルティングファームは、オリジナルではなく、一般的に普及されているWEBテストを利用しています。

そのため、戦略ファームに比べると対策のしやすさはありますが、ボーダーが高いので油断は禁物です。

手を抜かずにしっかりと対策することが必要です。

面接

コンサルティングファームの面接といえば、「ケース面接」が有名です。

主に戦略系や外資系のコンサルティングファームの募集で使われる特殊な面接です。

問題の難易度、頭の使い方など入念な対策が必要になります。

戦略系コンサルティングファーム

戦略コンサルティングファームの面接は、ほとんどがケース面接といっていいでしょう。

具体的な例は以下の通りです。

  • 日本のコンビニのおにぎりの売り上げは年間何個か
  • ユニクロの売り上げを2倍にするにはどう戦略を立てたらよいか

まずは、上記のケースを10分程度でまとめてアウトプットされるように指示されます。

制限時間後は、その結果を発表。

その後、20~30分程度面接官からの質問を受けたりディスカッションしたりする流れとなります。

論理的思考力や思考の柔軟性、コミュニケーション能力を持ち合わせていることを測る試験となります。

総合系コンサルティングファーム

総合コンサルティングファームでもケース面接は行われますが、戦略コンサルほど難しいものではありません。

「必要最低限の論理的思考力があるか」「難しい問題を解く姿勢が備わっているか」を見ていることが多いです。

総合コンサルティングファームの場合は、ケース面接よりも通常面接で周りとの差がつけやすいです。

しっかりと自己分析を行い、志望動機とつなげられるように準備しておきましょう。

特に総合コンサルティングファームは、業務範囲が広いため、業務理解が深いことをアピールできると差別化につながります。

ジョブ

ジョブとは多くのコンサルティングファームで課される選考フェーズの1つです。

「インターン」と同様に、学生向けの就業体験プログラムですが、「ジョブ」から選考につながることが多いようです。

戦略系コンサルティングファーム

期間としては3日~5日で行われるのが一般的です。

数人のチームを組み、実在の企業の課題解決に向けたケースが与えられ、取り組みます。

情報収集→仮説を立てる→戦略を考える→最終日にはプレゼンするという内容を数日間かけてみっちりと行います。

プレゼンの場には、社長はじめ経営陣が登場するファームもあります。

ワークの出来はもちろんのこと、数日間考え抜く精神的・肉体的タフさも必要です。

戦略コンサルタントは、日々最高難易度の仕事に取組み、最高のパフォーマンスを出すことが求められます。

ハードなコンサルティングファームで働けるかどうかの資質面を、ジョブにおいて見極められます。

総合系コンサルティングファーム

総合系コンサルティングファームのジョブについては、戦略系に比べると緩やかなものです。

インターンとの違いもほぼありません。

期間としては3日ほどで、会社や業界について座学で学んだ後、グループワークを行うという一般的なものです。

また、先輩社員とのトークセッションなども用意されています。

戦略系と総合系コンサルティングファームの違いのまとめ

コンサルティングファームといっても、戦略系と総合系では扱う仕事のボリュームも難易度も大きく異なってきます。

どちらも高レベルの知識が求められますが、戦略系は特に能力の高い学生が集まる傾向があり、文字通り激戦区となります。

また、採用プロセスが大きく異なるのも特徴の1つです。

特に、戦略系は採用のチャンスが一度きりということもあり、希望のファームの採用時期をしっかりと確認した上でエントリーすることが重要です。

入社難易度だけで業界や入社先を決めてしまうのではなく、自分のやりたいことや、一緒に働きたい人がいるかどうかなどで選ぶようにしましょう。

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