ガートナージャパンは、本社をアメリカ合衆国のコネチカット州スタンフォードに置き、IT分野を中心としたリサーチやコンサルティングを行う企業です。
ガートナーの調査はしばしばIT関連の報道に引用されることもあり、非常に高い社会的知名度を誇っています。
この記事では、ガートナージャパンへの転職を目指す人向けに、ガートナージャパンの企業情報や労働環境、年収、口コミ、求人情報、試験情報などを詳しく解説していますので、是非参考にしてください。
目次
ガートナージャパンの企業情報
社名 | ガートナージャパン |
本社所在地 | 〒105-6205 東京都港区愛宕2-5-1 愛宕グリーンヒルズMORIタワー 5階 |
代表者 | 日高 信彦 |
設立 | 1995年07月 |
資本金 | 2000万円 |
売上 | 42億ドル |
従業員 | 約17,000人 |
事業内容 |
|
公式サイト | https://www.gartner.com/jp |
職種と仕事内容
ガートナージャパンには、主に以下3つの事業部があります。
事業部 | 事業内容 |
リサーチ&アドバイザリー | クライアントに対して、客観的かつ中立的な見地からのリサーチを行い、意思決定を後押しする |
コンサルティング | 様々な経営課題を抱えるクライアントを問題解決に導く |
カンファレンス | 特定の分野に関する会議を開催し、業界人たちの交流の場を設ける |
上記の中でも特に主力の事業となっているのが、コンサルティングです。
特にテクノロジー分野には強みを持っており、IT分野のリサーチでは、世界最強との呼び声もあります。
そのため、IT関連のコンサルティング案件を多数受託しているということも大きな特徴です。
ガートナージャパンの労働環境
ガードナージャパンの労働環境について、口コミなどを元に詳しく紹介します。
残業時間
ガートナージャパンの月間残業時間は40時間弱です。
ただ、従業員一人ひとりの裁量が大きく、比較的自由な調整ができるため、ワークライフバランスも充実させやすいのが特徴です。
コンサルティングファームは一般的に激務になりがちですが、ガートナージャパンについては比較的健全な労働環境であると評価する声も多くあります。
ただ、職場にいる必要はなくても、四六時中仕事関連のメールが飛んでくるという現実もあるようです。
福利厚生
ガートナージャパンの公式サイト、採用情報のページでは、福利厚生や諸手当について、以下のように記載されています。
<給与および諸手当>
- 相場以上の給与水準と毎年の定期昇給
- 通勤手当
- 従業員持ち株制度
- 社会保険完備
- 退職金制度
- 総合福祉団体定期保険/団体長期障害所得補償保険(従業員と家族の支援)
- 従業員支援プログラム(EAP: 精神的、身体的、および経済的な問題などが発生した場合のためのカウンセリングサポート)
- 定期健康診断と医師のカウンセリング
<休暇>
- 1日5時間のフレックスタイム(コアタイム10:00〜15:00)
- 完全週休2日制(土日・祝日)
- 年次有給休暇、年末年始、夏期休暇、誕生日休暇
- 産前産後休暇、育児休業、ワーキングマザーへのサポート
- 2週間までの配偶者出産休暇
外資系企業にしては、退職金制度があるなど、比較的制度は充実。
上記のほかにも、年間5250ドルまでの教育サポートや海外旅行傷害保険などの制度もあります。
また、出産や育児関連の休暇制度も整えられているため、女性が働きやすい職場としても好評です。
英語は必要?
ガートナージャパンで就職するにあたって、英語力は必須です。
ガートナージャパンの採用情報においても、以下の通り記載されています。
「流暢なレベルの日本語と英語が必要」
TOEICで何点以上というような具体的な数値は示されていませんが、ビジネスレベルで難なく英語を使いこなせることが求められるということでしょう。
実際に、本社のガートナーの方針としても、日本市場を積極的に開拓していくというよりは、グローバルな視野でビジネスを進めていきたいという思いが強いようです。
そのため、ガートナージャパンに就職するにあたっては、英語力はマストで身に着けておく必要があります。
ガートナージャパンの平均年収
ガートナーは外資系コンサルティングファームらしく、給与水準はかなり高めです。
役職ごとに、基本的には以下のようなレンジになると推定されています。
役職 | 年収レンジ |
アナリスト | 800万円~1000万円 |
コンサルタント | 900万円~1200万円 |
シニアコンサルタント | 1000万円~1500万円 |
マネージャー | 1200万円~1800万円 |
ディレクター | 1600万円~2000万円 |
最低でも800万円はもらえるという情報があり、これはなかなか規格外の数値と言えます。
また、ガートナージャパンはインセンティブの割合が非常に大きいという特徴もあり、実績さえ出せば、かなり若い段階から1000万円突破も可能です。
しかし、徹底した成果主義を標榜しているため、日系企業のような年功序列はありません。
昇給、そして昇格していくためには、ノルマを達成し続けることが重要となります。
ガートナージャパンの口コミ
ガートナージャパンの従業員や退職者の口コミをいくつか紹介します。
ガートナージャパンの求人情報
ガートナージャパンの求人情報について、紹介します。
公開求人はある?
ガートナージャパンの公式ホームページにおいては、キャリア採用の情報が掲載されています。
2020年7月初旬現在で、以下の職種について求人がありました。
- アソシエイトディレクター
- アカウントエグゼクティブ
- アドバイザリーディレクター
- エグゼクティブパートナー
- 戦略コンサルタント
具体的な募集条件については、職種ごとに異なっています。
採用担当部門に連絡をすれば、具体的な話をすることもできるようなので、興味のある方は積極的にコンタクトをとってみましょう。
ちなみに、新卒採用の情報は掲載されていなかったので、新卒採用自体行っていないという可能性もあります。
採用情報
ガートナーは徹底的な実力主義を標榜しており、それは採用選考においても変わりません。
そのため、内定者が特定の出身大学に偏っているということはなく、即戦力としてすぐに第一線で活躍できるという評価さえ受けられれば、内定を勝ち取ることができます。
ガートナージャパン入社はどんな試験・面接をするの?
ガートナージャパンへの就職を勝ち取るためには、就職試験や面接をパスしなければなりません。
では、実際にどのような流れで選考が行われるのか、またどんな選考が行われるのか、解説していきます。
ガートナージャパンの選考スケジュール
ガートナージャパンのキャリア選考は、主に以下の流れで行われます。
- 書類選考
- 面接(複数回)
情報はそれほど多くありませんでしたが、筆記試験は行われないようです。
そのため、2~3回程度行われる面接を通じて、「ガートナーにとって必要な人材である」ということをアピールする必要があります。
実際の面接質問事例①「10年後の自分の思い描く姿」
実際にガートナージャパンの転職面接を受けた方が聞かれた質問です。
過去にとらわれず、また目の前のことばかりにとらわれず、常に一歩先の未来を見据えて考え、行動できる人材を求めているということが伺えます。
ただ、本心では起業したい、他社に転職したいと考えていたとしても、それは伏せた方が良いですね。
できるだけ、ガートナージャパンでの思い描くキャリアについて、話をするようにしましょう。
実際の面接質問事例②「コンサルタントが一番重視すべきものは何だと思うか」
これも、実際の面接経験者が受けた質問です。
自分の考えをいかに簡潔かつ分かりやすく説明できるか、が問われる質問と言えるでしょう。
コンサルタントとして仕事をしていくためには、クライアントが抱える課題をわが物として考え、主体的な姿勢で取り組んでいくことが非常に重要です。
ただ、よそからの受け売りの言葉ではなく、できるだけ独自性のある表現で説明していくことが求められます。
実際の面接質問事例③「前職で自分が残した実績を説明してください」
ガートナーは徹底した成果主義を標榜している企業です。
そのため、しっかりと成果を残せる人材か否かということが、内定の可否に直結する大きな評価ポイントになります。
面接では自分が実際に成し遂げた実績を説明することが大切です。
その際にはできるだけチームのメンバーと協力して成し遂げた経験を話すようにしましょう。
詳しくは後述しますが、ガートナーは個人主義の強い企業でありますが、チームのメンバーと協力して仕事ができる人間であるということを重視しています。
その点も踏まえたエピソードを用意することが重要です。
ガートナージャパンが求める人材
ガートナージャパンの採用情報のページにおいて、求める人材について以下のように記載されています。
- セルフスターターであり、かつチームプレーヤーであること
- 複雑な問題を解決し、予期しない事象にも臨機応変に対応できること
- 自身の経験だけではなく、他者のベストプラクティスなどを柔軟に取り入れPDCAを回せること
- 忍耐力、謙虚さ、課題に直面した際に前向きに捉え、乗り越えるマインドを持っていること
- グローバルな環境で自己を磨きたいと思えること
- 「日本企業をICTで変革したい」「真にお客様企業の役に立つことをしたい」という強い気持ちを持てること
比較的ビジネススキルに関連した内容が多いことからも、ガートナージャパンが即戦力を求めているということが伺えますね。
特に特徴的なのは、個人主義の傾向が強い企業ではありながら、チームメンバーとの協力やアドバイスに耳を傾ける姿勢といった、コミュニケーションも重視している点でしょう。
採用選考においては、上記の点を特にアピールできるよう、準備をしておく必要があります。
ガートナージャパンに転職する難易度
ガートナージャパンの募集用件自体は学士号取得者、つまり大卒以上の学歴があればOKです。
しかし、上述の通り、かなり高いレベルでビジネススキルを有していることが求められます。
特に、ITに関連した実務経験や営業経験などは高く評価されます。
また、ガートナージャパンはかなり少数精鋭であることも特徴です。
そのため、1人で複数の案件を同時に回さなければならないということも多々あります。
よって、マルチタスクを難なくこなせるという面も高く評価されるでしょう。
総じて、ガートナージャパンへの転職の難易度はかなり高いと言えます。
それ相応の準備をしていかなければ、決して内定を勝ち取ることはできません。
ガートナージャパンに就職する理由
ガートナージャパンは、日本ではそこまで知名度が高くないものの、グローバルな視野で見れば、IT分野、デジタル領域において世界最強のプレゼンスを誇る企業です。
そのため、世界中の大きな企業がガートナーのクライアントとなっており、その数はForbes500の7割以上にも上ると言われています。
ガートナージャパンに勤めていれば、世界の変革にも直結するような大規模なプロジェクトに関わることができるのです。
そのため、特に大きな規模での仕事に関わってみたいと考えている人からは、大きな人気を博しています。
今後も継続的にITコンサルタントの需要が高まっていくことは間違いありません。
ガートナージャパンで仕事をしていれば、最先端のIT知識やITスキルを身に着けることもできるため、自然と市場価値を高めることもできるでしょう。
そのため、将来的にIT分野での独立や起業を検討しているというような方にもおすすめです。
ガートナージャパンの転職まとめ
この記事では、ガートナージャパンへの転職を目指す方向けに、ガートナージャパンの企業情報や労働環境、年収、求人情報、採用選考の内容などを解説しました。
ガートナージャパンは最低の平均年収が800万円と言われていることもあり、非常に人気の会社です。
日常的に世界最先端のIT知識に触れられるということもあり、市場価値を高めたいと考えている方からも大きな人気を博しています。
意欲もビジネススキルも高いライバルと競い、ガートナージャパンの内定を勝ち取るのは簡単なことではありません。
即戦力として認められ、内定を勝ち取るためには、ビジネススキルを高めておくことが不可欠になります。
そこでおすすめしたいのが、セミナーへの参加です。
セミナーに参加することで、ガートナージャパンの就職に必要なビジネススキルを獲得することができます。
最短距離でのガートナージャパンへの就職を勝ち取りたいと考えている方は、是非セミナーに参加してみてください。
コメント