ケース面接の対策【基礎から読むだけで面接準備】

コンサル面接対策
コンサルタントの転職には、ケース対策などの専門的な対策を行うのが必須
ただ独学のみで対策を行うには限界があります・・・
コンサル転職専門の戦略戦術を伝授してくれるのは
考えるエンジン

まずは無料相談ができるので気軽に試してみましょう!

外資系コンサルティングファームや、外資系投資銀行の採用では、学生の選考にあたり特殊な採用方法を取り入れています。

その中でも、ほとんどのファームで取り入れられているケース面接について解説していきたいと思います。

関連記事:ケース面接に落ちてしまった時にすること【理由・評価ポイントを知る】

ケース面接とは?

ケース面接とは、「さまざまな業界、分野でのプロジェクトにおいて、与えられた問いに対して、課題分析・課題解決を行うディスカッション」と定義されます。

特に面接のお題になるようなテーマについては、明確な回答を出すことが容易ではなく、妥当な仮説をいくつも立てて検証を行って、論理的に回答をすることが求められます。

コンサルティング業界以外には、このケース面接を採用している企業は多くなく、難易度が高い特殊な面接です。

そのため、コンサルティング業界、特に戦略コンサルティングファームを志望する場合には、ケース面接の対策を時間をかけてしっかり行うことが重要になります。

ケースの基本思考ステップ

それでは早速ケース面接を突破するめの基本の思考ステップを解説していきます。

多くは以下の4つのプロセスで解いていくことが多いです。

確認

確認のステップでは、ケース面接で出されたお題を自分の中でしっかり定義していきます。

確認すべきポイントは以下の通りです。

「言葉の定義」、「想定クライアント(問題解決の当事者は誰か)」「目標(定量的な目標を設置)」

これらの前提確認なしにすぐに分析にとりかかってしまう方が多いですが、そうしてしまうとどれだけ考えても焦点が合わないぼやけた結論になってしまうので注意が必要です。

現状分析

前のステップで確認は済んでいますので、ここからは現状分析を始めます。

ケース問題は、抽象的で取り留めもない問題が多く、一目見ただけではどこに課題があるのかが分からないことが多くあります。

そこで、現状分析のプロセスでは、戦略フレームワーク等を用いて、構造を明らかに紐解いていきましょう。

現状分析を行わない場合、現実に見合った解決策を策定することが難しくなります。

いわば、筋道が通っておらず、論理が飛躍した解決策になってしまう可能性が高いです。

では、具体的にどのような現状分析を行えばよいのでしょうか。

よく使うのは「SWOT分析」や「3C分析」、「PEST分析」、「PPM分析」等が挙げられます。

これら以外にも、状況に応じてさまざまなフレームワークを使いこなすことで効果的に現状分析をすることが可能になります。

課題特定

ここからは現状分析した結果を元に、解決すべき課題を特定します。

前提の確認をし、フレームワークで図式化できたので、具体的にどこに課題があるのかを特定していきます。

いくつかの課題をよく見ていくと、解決ができる可能性が高く、かつ解決すると高い効果があるものがあぶりだされてくると思います。

要は一番クライアントにとってインパクトがある課題はどれかという観点で課題を特定するのです。

解決すべき課題が特定できたら、そこから深堀をしていきます。

「なぜ?」「なぜ?」を繰り返し、解決策を複数出していきます。

ここかコンサルタントとしての資質が問われる一番重要な部分とも言えます。

クライアントが抱えており、クライアントもまだ気づいていない解決策が出てくればそれはもう立派なコンサルタントという証拠です。

この「なぜ?なぜ?」分析は、なかなか難しいですが、意識的に行うことによって今まで見えていなかった課題が見えてくるようになるのでおすすめの思考法です。

課題をより明確に捉えられるようになると、解決策にも説得力が増します。

解決策提案

課題策定と課題の深堀まで終えれば、ようやく解決策の提案に移ります。

ここまででケース分析は約9割は完了していることとなります。

解決策の策定が最も重要であると思われがちですが、実はもっとも重要なことは前項でも説明したように、課題策定と深堀です。

実際、クライアントでもできていないことが多いため、コンサルタントがこの課題策定と深堀をすることに大いに価値があります。

解決策提案では、冒頭に確認した情報や、自分の経験や知識、そして面接官との質疑応答のやりとりによって解決策を形にしていきます。

ポイントは、ただ単に答えを出すことだけに終始するのではなく、自分の考えをしっかり盛り込みましょう。

あくまでもこれは面接ですので、創造性や論理性、コミュニケーション力など総合的な能力も見られています。

優秀な学生の中で埋もれないためにも、相手に印象をよくもってもらう、周りと差別化を図っていくことは選考を突破する上で不可欠です。

ケースの合否の決め手

ケース面接では、正確な回答以上に重要なポイントがあります。

合否を決める、3つのポイントについて解説していきます。

論理性

論理性とは、物事の論理に飛躍が無く、一貫性があるということです。

まず前提として、現状分析を行い、情報を整理し、効果を与えるポイントを探し、最も最適な改善策を導き出しましょう。

単なる思い付きではなく、結論に至るまでにプロセスをしっかり示すことが「論理の一貫性がある」ということで評価されます。

また、判断の根拠を示す際には必ずその論拠となる数値データも示すように心がけましょう。

コミュニケーション力

多角的な視点を求められるコンサルタントは、自分の頭だけでなく、他人の頭を効率的に借りることも重要なスキルです。

選考でも、面接官とどのようにコミュニケーションを取るかという点もしっかりとみられています。

具体的な以下のような振る舞いをすることは好ポイントになります。

  • 難しい問題や、解答プロセスに悩んだ場合には面接官に助言を求める
  • 自分から一方的に話すのではなく、面接官とディスカッションするように意見を求めて議論を進める

ケース面接は、一人で黙々と作業をするだけではありません。

このようなテクニックを使うことで面接官にインパクトを与えることができます。

ただ、闇雲に「分からないから教えてください」という態度で質問するのではなく、自分で考え得る要素はすべて前提として提示した上でアドバイスを求めることが大切です。

考えることを楽しむ姿勢

コンサルタントの仕事は、クライアントが抱える難問を考え続け、提案をし続ける知的体力が必要です。

これは、コンサルタントの採用において、ケース面接やジョブ面接、といったように難しい問題に楽しんで取り組める人材を採用するという方針からも明らかです。

楽しむ」という姿勢は、問題に取り組むだけでなく、面接官とコミュニケーションを取るということにおいても積極的にアピールするようにしましょう。

ケース面接では、与えられたテーマになかなか回答が導き出せない場合もあります。

ある程度の時間を経ても思いつかない場合は、面接官にコミュニケーションを取りましょう。

分からないテーマや自分が知らない問題に出会った時に、立ち止まってしまうのではなく、どうしたら前に進めることができるのかを考えることがコンサルタントとして重要な資質となります。

ケース面接だけでなく、選考を通してワクワク楽しむ姿勢を忘れずに取り組むことが内定獲得へのポイントとなります。

ケース対策をするポイント

ケース面接は、ある程度「」が決まっているので、事前にいくつかの例題を解いておくことをおすすめします。

ここではケース面接の対策のポイントを3点紹介します。

フレームワーク

ケース面接では、考えるための型である「フレームワーク」を身につけることが重要です。

これは単に、フレームワークを暗記するのではなく、実際の事例を通して考えのパターンに当てはめていく作業をするということです。

「SWOT分析」「3C分析」「PEST分析」「PPM分析」といったように代表的なフレームワークは型だけでなく、使い方についても学んでおくことをおすすめします。

関連記事:コンサルタントのフレームワーク【ビジネスができる思考法】

対策本を読む

コンサルティングファームでは、思考法や伝え方の原則を学ぶことが大切です。

これらの原則を学ぶことで選考で評価されやすくなります。

ケース面接対策やフェルミ推定については、ここ数年書籍での解説本が多数出版されています。

問題解決の型と、その型にあった具体例が分かり易くまとめられているため、数冊読んでワークをこなしておけば、初見の問題でもスムーズに解くことができるようになります。

対策講座を受ける

ケース対策に悩んでいる学生向けに、就職サイトなどが無料でケース面接の対策講座を実施しています。

ここでは、ケース面接とは?という基本的な部分から、実際にケース面接の解き方、そして面接での発表の仕方、質疑応答での回答の仕方というところまでを丁寧に解説、指導してくれます。

また、ケース対策に苦手な学生が集まるので、共に就活をする仲間としてコネクションを作る良いきっかけにもなります。

ケース面接の例題

ここからは、ケース面接でよく出題されるお題の例と、解き方について解説していきます。

東京には何本の電信柱があるか

定番のフェルミ推定を紹介します。

フェルミ推定とは、一見予想もつかない数値を、いくつかの手がかりを元に、論理的に推論し概算をはじき出すということです。

お題は東京にある電信柱は何本あるか?です。

4つのステップで考えていきます。

  1. 大まかな前提の枠組みを考える
    東京都内と限定されていますので、都内の電信柱の数=東京都の総面積×面積あたりの電信柱の本数と想定できます。
  2. 数値を具体化する
    電信柱は、都心部ではひしめきあって立っているところもあれば、住宅地ではゆるやかな間隔で立てられているということがあるので、4mごとに1本と想定してみます。5mに1本ということは4㎡に2本あることが分かります。4k㎡で2000本であるため、1k㎡につき500本であることが想定されます。
  3. 2の想定を踏まえ、実際に計算を行う
    東京都の面積は2188平米であるため、2188×500=1,094,000と計算されます。
  4. 検証する
    最後に、③で出た値が妥当かどうかを検討します。「下町はもっと電信柱の本数が多いのでは?」「東京には奥多摩など山林地帯もあるので1mあたりの本数は減らしたほうがいいのでは」「新興住宅地では電信柱は地中化されており、減っているのではないか?」

など、さまざまな視点から仮説検証します。

正解としては、政府から発表された資料によりますと110万本の電信柱があるそうです。

推定で出した答えと近い数値になっていることが分かります。

いくつかの要素に分解し、値をあてはめていく形になりますが、この例だと東京都の面積を知らないと的外れな数値になってしまいます。

自分が知っている知識を組み合わせて解答を作るように心がけましょう。

航空会社の新規事業を考案せよ

これはビジネス系のお題になります。

よくある問いは、新規事業を考えること。

お題の例は「航空会社の新規事業の考案」です。

では解き方を見ていきましょう。

  1. 航空会社の事業を考える
    まずは航空会社がどのような事業を行っているか考えます。旅客輸送、貨物輸送、旅行ツアー、ホテル、旅行代理店業、シャトルバス会社、空港運営。
    思いつく限り列挙しましょう。
  2. 顧客で絞り込む
    いま行っている事業の中で、顧客に焦点を絞って考えていきましょう。たとえば、顧客が飛行機を使う前後には、旅行に出かけるために旅の予約をします。そこで旅行代理店が候補に挙がります。次に、空港に行くまでの手段として交通機関を使いますので、例えばシャトルバス事業が候補になります。旅行先でホテルに泊まりますので、ホテル事業も候補になります。旅先でお土産を買うために、お土産屋さんに行くこともありますのでそれも候補になります。
  3. プロセスを整理する
    今回のプロセスは、航空会社が持っているアセットを、顧客の行動の流れに即して事業に当てはめていきました。この考えの枠組みを使うことでいくつかアイデアが出てきました。

このように、フレームワークを使って物事を説明すると、説得力が増す解答になります。

都心のファミレスの売上を2倍にするには?

これはケース面接でよく出題される、売上2倍というテーマです。

こちらも解き方の流れを見ていきましょう。

  1. 要素を分解する
    まず売上の定義を分解していきます。売上は客単価×客数で求められます。
  2. どの要素を加減するか仮説を立てる
    売上を増やすには、客単価を上げる、客数を増やす、の2つの方法があります。単価を上げるには、メニューを多く頼んでもらう必要があります。たとえば、期間限定のデザートメニューを発売して、いつもよりもう一品多く注文してもらうという方法です。また、ディナーセットを頼むと100円引きのクーポンをつければ今後の客数が増えるかもしれません。
  3. もう一歩踏み込んで仮説を立てる
    ②の提案では、近隣のカフェでも実施している内容で目新しさはないかもしれません。そこで、オフィスや自宅にランチを届けるテイクアウトサービスを導入すると目新しさもあり、売上アップにつながるかもしれません。

ケース面接でよくある失敗談

時間内に終えられない

ケース面接では、必ず時間内に答えを出し切ってください。

まだ終わっていないという方もいますが、面接の時間内に回答が出せないのはそこでもうアウトです。

コンサルタントの仕事も短納期で、締め切りを守ることは最重要です。

そんな中、時間通りに回答できないというのは、期限を守る意識が低いということを伝えていることに他なりません。

聞かれた質問の回答になっていない

たとえば、「カフェの売上を伸ばすにはどうしたらいいか?」の問いに対して、「まず前提として」と説明しだしたらそれだけでアウトです。

このケースでは、「売上を上げるには〇つのポイントがあります。1つ目は~」というように問いに対してストレートで回答をする癖をつけましょう。

フレームワークを正しく使えていない

よくあるのがフレームワークが正しく使えていないということです。

フレームワークは考えを整理するためのツールです。

フレームワークに当てはめただけでは戦略は出てきません。

「私はこの問いに対して、SWOT分析をしました。結論として~」というような回答はNGです。

SWOT分析をした結果を元に、仮説を立て、戦略を立てることが正解です。

まとめ:しっかりと対策をしてケース面接に挑もう

いかがでしたでしょうか。

ケース面接は難易度が非常に高いため、初見のまま臨んでしまうと撃沈してしまうおそれがあります。

問題のパターンはある程度定型化されているため、書籍やネットなどで事前に調査をした上で、本番に臨むようにしましょう。

コメント

コンサル転職したいなら無料相談がおすすめ
30分完全無料相談
コンサル転職したいなら無料相談がおすすめ
30分完全無料相談
タイトルとURLをコピーしました