ケース面接で知っておいた方がいい数字【事前準備をして簡単に思考する】

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コンサルティングファームの面接では「ケース面接」というものが実施されることが多くあります。

ケース面接は、実際に起こりうるビジネス課題に対して、どのような策を講じるか、その回答によりコンサルタントとしての実力を測るために行われるものです。

ケース面接はフェルミ推定とセットで行われることも多くあります。

フェルミ推定は、出題されたテーマに関しての概算的な数字をもとにして思考を深めていくというものです。

この記事ではコンサルティングファームのケース面接に臨むにあたって、把握しておくべき数字を紹介します。

間もなくケース面接に臨むという方は、是非参考にしてください。

関連記事:ケース面接の対策【基礎から読むだけで面接準備】

ケース面接でなぜ数字が大切なのか

ケース面接である程度数字を把握しておくのが大切な理由をいくつか解説します。

常識的に知っておくべき

社会人であれば常識的に知っておくべき数字は多々あります。

その一般的な教養をしっかり把握できていない人は、なかなか一緒に働きたいとは思ってもらえません。

他の業界よりも知的能力が求められるコンサルタントという職種だからこそ、最低限の数字は常識として抑えておく必要があります。

また、キャリア採用の場合は特定のプロジェクトにアサインされることが基本です。

プロジェクトごとに、その事業領域に関する数字を知っておくことも前提となります。

例えばITコンサルタントを募集しているような場合は、IT分野の市場規模や市場の成長率、従事者比率、スタートアップ誕生件数といった数字はしっかりと抑えておきたいところです。

思考の工数を省略できる

数字を把握しておけば、フェルミ推定における思考の工数を減らすことができます。

それはそのまま、正確性のある数字やスピード感のある思考に直結するでしょう。

コンサルタントにはミスのない仕事、スピード感のある仕事が求められるため、ある程度の数字を把握しておけばそのビジネススキルをアピールすることもできます。

組み合わせて応用的に思考できる

覚えておいた数字をそのまま単体で利用できるケースは多くありません。

むしろ、いくつかの知識と組み合わせて、出題されたテーマに関する数字を導き出すことがほとんどです。

フェルミ推定を行う上では、出題されたテーマに関して細かく因数分解をすることが基本となります。

そして、

「日本の人口」
「年齢ごとの構成比」
「全体の○○所有率」

といったそれぞれの数字を当てはめて算出するのです。

細分化した要素の数字を具体的に把握できていなくても、自分の所有している知識から導き出すことも可能です。

フェルミ推定を少しでも自分のペースで進めるためには、1つでも多く数字に関する知識を有していることが必要になります。

必須:単位に関する数値

まずは最低限抑えておくべき数字として、単位に関する数字を紹介します。

これはコンサルタントに求められるというよりも、社会人として絶対に抑えておくべきものです。

しかし意外と盲点になっていることもあるので、適宜確認するようにしましょう。

質量 1キログラム=1000グラム

1グラム=1000分の1キログラム

1トン=1000キログラム=100万グラム

容積 1リットル=1000ミリリットル

1立方メートル=100万立方センチメートル

長さ 1キロメートル=1000メートル

1メートル=100センチメートル

1センチメートル=10ミリメートル

また、以下の公式も基礎中の基礎です。

  • 密度=質量/体積
  • 速度=距離/時間
  • 球の表面積=円の面積×4
  • 球の体積=表面積×半径×3分の1
  • 円周=直径×円周率
  • 円の面積=半径×半径×円周率

上記の式は、適性検査や筆記試験で問われることもあります。

中学生でも知っている知識なので、しっかりとマスターしておいてください。

ケース面接で知っておいた方がいい数字

続いて、ケース面接に臨むにあたって知っておくべき数字を紹介します。

上述のように、直接的に使用できない数字でも、因数分解した要素に当てはめて使うことができるので、1つでも多く覚えておいて損はありません。

海馬のリソースがある限り、多くの知識を把握しておくようにしましょう。

なお、情報は適宜変わりますので、自分自身の記憶もそれに合わせてアップデートするようにしてください。

日本

まずは日本に関しての様々な数字データです。

面積

日本の国土面積は、37万7900平方キロメートルです。

およそ38万平方キロメートルと覚えておきましょう。

なお、国土のうち30%が平地70%が山地です。

この比率もフェルミ推定においては応用できる機会が多くあります。

人口

日本の人口は1億2602万人です。(令和2年1月報)

2015年をピークにして既に人口減少は始まっており、2050年には1億人を下回るものと推定されています。

また、日本の人口に関しては以下の数字も概算で頭に入れておくようにしましょう。

東京都の人口 約1400万人
主要都市の人口
  • 東京23区:約970万人
  • 神奈川県横浜市:約370万人
  • 大阪府大阪市:約270万人
  • 愛知県名古屋市:約230万人
  • 北海道札幌市:約200万人
  • 福岡県福岡市:約160万人
  • 兵庫県神戸市:約150万人
  • 神奈川県川崎市:約150万人
  • 京都府京都市:約150万人
  • 埼玉県さいたま市:約130万人
  • 広島県広島市:約120万人
子供、高齢者
  • 子供(14歳以下):約1500万人
  • 高齢者(65歳以上):約3500万人
世帯数 5500万世帯
住宅数 6000万戸
空き家 900万戸

市町村

市町村に関する大まかな数字です。

  • 市の数:約800市
  • 町の数:約750町
  • 村の数:約200村

学校

学校に関する大まかな数字です。

  • 小学校:約2万校
  • 中学校:約1万校
  • 高校:約5000校
  • 短期大学:約300校
  • 大学:約800校

世界

続いて世界の情勢についての大まかな数字です。

  • 人口:約76億人
  • 陸地総面積:約1億4800万平方キロメートル(地球の表面積のおよそ3割)
  • 国:196か国
  • 国連加盟数:193か国

世界人口については急速な増加を続けており、2030年には85億人、2100年には109億人になると試算されていることも頭に入れておきましょう。

アメリカの人口

アメリカ合衆国の人口は約3億2000万人です。

また高齢者人口は約3700万人、子供の人口は約6000万人となります。

中国の人口

中国の人口は約14億人です。

2020年現在では世界一の人口数となっています。

なお、中国の人口成長率が鈍化する一方でインドは人口の急拡大を続けており、2027年にはインドが人口世界一になるとの推定もあります。

市場規模

続いて、各産業分野の大まかな市場規模について紹介します。

市場規模は様々な要因で変動するため、これまで紹介した数字以上に概算での把握で問題ありません。

キャリア採用でコンサルティングファームの選考を受ける方は、自分の配属予定の分野の数字は必ず把握しておくようにしましょう。

以下では特に市場規模の大きい産業について紹介します。

外食 約25兆円
医療 約42兆円
EC 約16兆円
自動車 約67兆円
建設 約56兆円
不動産 約43兆円
生命保険 約33兆円
物流 約25兆円

市場規模を目視で確認したい方は、こちらのサイトをチェックするのもおすすめです。

産業規模ごとに面積が区分されているため、他産業との市場規模の違いの感覚も掴むことができます。

主要チェーン店の売り上げ

フェルミ推定においては、特定店舗の売上規模を元にして、その具体的な課題解決を出題されることもあります。

その中で、特に出題頻度が高い4つの主要チェーン店について、売上規模を紹介します。

スターバックス

スターバックスジャパンの2019年の売上は約2000億円です。

そのうち純利益はおよそ5%にあたる100億円となります。

スターバックスジャパンは右肩上がりでの成長を続けており、2004年から2019年まで売上高が前年を下回ったことがありません。

しかし、2020年は新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、中間決算発表においては減収の報告もなされています。

マクドナルド

日本マクドナルドの2020年の売上高は約2800億円です。

そのうち純利益は170億円程度となっています。

2019年10月の消費増税にも関わらず、減収とはならずむしろ売上が拡大し、外食産業のトップランナーとしての存在価値を示しました。

なお、スターバックスと同様に2020年は新型コロナウィルスの感染拡大の影響を受け、大幅に減収となる可能性も示唆されています。

Apple

Appleの売上規模は、およそ30兆円です。

2019年のFortune500の売上ランキングは、ウォルマート、アマゾン、エクソンモービルに次ぐ第4位にランクイン、純利益だけで見れば、約6兆円ということで、2位のウォルマート(約1.6兆円)を大きく上回る数字を残しています。

テック業界の市場規模そのものが急拡大している影響もあり、アマゾンとともに今後も売上規模が拡大していくことは間違いありません。

トヨタ

トヨタの売上規模は約30兆円です。

日本企業の中では圧倒的ナンバーワンの数字を記録、世界的に見ても上位10位には必ずランクインされる規模となっています。

純利益も2兆円程度と安定しているのが特徴です。

ここ数年、日産やマツダといった同業他社の不正等が明るみになる中で、堅実な安定を続けています。

ビジネスに必要な指標用語も覚えておく

最後に、数字を正確に読み解く上で覚えておくべきビジネスの指標用語を紹介します。

面接で突然知らない言葉を言われて、慌てないようにするためにも、しっかりと把握しておきましょう。

ROA

ROAは、Return On Assetsの頭文字から取った言葉で、日本語では「総資産利益率」を意味します。

これは会社が持っている資産からどれだけの利益を生み出しているかを表す指標です。

以下の計算式により、会社のROAは算出されます。

ROA=当期純利益/総資産×100

例えば、当期純利益が20億円、総資産が200億円だったとしましょう。

この場合、ROAは10%(=20÷200×100)です。

ROAの数字が高ければ高いほど、効率的な経営ができていると言えます。

一般に、工場等の設備を持つ業種のROAは低く、逆に大きな設備を持たないIT産業などはROAが高くなるのが特徴です。

ROE

ROEはReturn On Equityの頭文字を取ったもので、「自己資本利益率」を意味します。

これは株主の拠出した資本(自己資本)からどの程度の利益を上げているかを示す指標です。

ROAと同様に、ROEが高い会社ほど効率の良い経営をできている会社ということになります。

ROEは以下の計算式により算出されます。

ROE=当期純利益/自己資本×100

例えば当期純利益が20億円、自己資本が100億円の会社があるとすれば、その会社のROEは20%です。

特に投資に関するコンサルティングを行う場合には、ROEに関する知識が重要になります。

単に利益の大きな会社に投資するよりも、ROEの大きな会社に投資した方が投資効率が良いためです。

コンサルタントとしての仕事をしていく上では、ROEを正しく読み、比較するというスキルは欠かせません。

営業利益

営業利益とは、損益計算書で表示される利益科目の1つで、本業からどれだけの利益を上げているかを表す指標です。

売上高から売上原価を差し引き、さらに販売費および一般管理費(販管費)を差し引くことで求められます。

なお、本業以外から獲得した利益を含めたものを「経常利益」と言います。

同業他社との比較の際にはそれぞれの営業利益に着目することで、それぞれの競争力を比較することができます。

資産回転率

資産回転率とは、1年間のうちに資産が何回売上高につながる形で開店したかを示す数値です。

資産回転率は以下の計算式により求められます。

資産回転率=売上高÷総資産

この数値が高ければ高いほど、資産が効率的に売上に繋がっているということになります。

ケース面接においては資産回転率を高めるための策を考えるという観点が重要です。

具体的に資産回転率を高める方法としては、

  • アグレッシブな販売戦略等により売上高を増加させる
  • 不要な資産を処分することで総資産を減少させる

という2つのアプローチがあります。

EBITDAマルチプル

EBITDAとはEarnings Before Interest, Taxes, Depreciation and Amortizationの頭文字を取った言葉です。

日本語に訳すと「金利、税、有形無形資産の減価償却を差し引く前の利益」ということになります。

このEBITDAはM&Aを行う際の企業価値評価などの際によく使われる指標です。

EBITDAなどの要素を用いて実際に企業評価を行うことをEBITDAマルチプルと言います。

PER

PERはPrice Earnings Ratioの頭文字を取った言葉で、「株価収益率」を表します。

PERは以下の計算式により算出されます。

PER=株価/1株当たり純利益(EPS)

PERは低いほど割安、高いほど割高と見なされ、主に株式投資を行う際などに使われます。

しかし厳密に「何倍以上が割高(割安)」という基準はなく、同業他社など、競合との相対的な基準で評価するのが一般的です。

LTV

LTVとはLife Time Valueの頭文字を取った言葉で、日本語では「顧客生涯価値」と訳されます。

クライアントにコンサルティングを行う上では、LTVを意識したアプローチを行うことも多く、その能力を測る上でケース面接においてもLTVを意識した回答を行うことが効果的とされています。

特に近年は、新規顧客獲得の難しさが顕著となっており、既存のクライアントといかに関係を維持するかが重視されるようになりました。

実際に新規顧客を獲得するコストは、既存の顧客を守るより5倍もかかると言われています。

ケース面接においてはつい、新規顧客を獲得する方向へと走りがちです。

しかし効率性を意識するのであれば、LTVの観点から既存の顧客を守ることを意識した回答の方が面接官の納得を得られやすいとも言われています。

まとめ:ケース面接に数字は必須。基本は覚えておこう

この記事ではケース面接における数字の重要性について解説しました。

1つでも多くの数字を覚えておくことで、ケース面接における引き出しが増え、より効果的な回答ができるようになります。

それは複合的な観点からのアプローチができるようになるためです。

もちろん数字を覚えておくだけで面接をパスできるということはありません。

しかし、ケース面接を突破した人は多くの数字について知識として抑えています。

数字に関する知識はコンサルティングファームの面接に臨む上でのパスポートのようなものだと心得て、少しでも多く知識として蓄えておくようにしましょう。

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