ケース面接で利用する因数分解とは【目標を要素分解して正解に近づく】

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コンサルティング業界をはじめ、様々な就職採用の選考で行われるのがケース面接です。

このケース面接では、一般的な面接ではなかなか測ることができないコンサルタントとしての諸能力を評価されます。

特に外資系コンサルティングファームの場合には、ケース面接を突破しなければ採用内定は獲得できないと言っても過言ではありません。

率直に言ってケース面接は難しいです。

しかしその中でも、できるだけ早く、実効性のある策を導き出す必要があります。

そこでこの記事では、ケース面接において少しでも効率的に考えられるようになるテクニックとして、因数分解という手法を解説します。

ケース面接を突破したいと考えている方は、是非参考にしてください。

関連記事:ケース面接の対策【基礎から読むだけで面接準備】

数値目標を因数分解

ケース面接における因数分解とは、求めたい数値を概算するための要素に分解することを言います。

例えば「日本の山地面積」を求めなければならないとします。

もちろん、日本の山地面積が約26万平方キロメートルであると、既に知識として知っているのであれば苦労はしません。

しかし、なかなかそのような人はいないでしょう。

実際に考える際は、日本の山地面積というデータを以下のように因数分解して考えます。

日本の山地面積=日本の国土×山地が占める割合

これらのデータについて、それぞれ数字を把握しておけば、簡単に山地面積を算出することができますね。

例えば

  • 日本の国土は40万平方キロメートル
  • うち山地面積の割合は7割

と抑えておけば概算で28万平方キロメートルと分かります。

もちろん、実際のケース面接においてはより算出するのが難しい内容について問われます。

例えばビール産業の市場規模や日本国内にあるスマートフォンの台数などです。

これらの複雑な課題に対しても、因数分解により要素を分けることで、簡単に算出することができます。

なお、最低限の数字に関するデータは頭に入っていることが前提です。

できるだけ多くのデータについて数字で把握しておくことで、よりスピーディな思考が可能になります。

ケース目標で数値を因数分解するコツ

ケース面接は時間も限られています。

そのためできるだけ短時間に求められる数値を導き出さなければなりません。

そこで、少しでもスピーディに思考を行うために、いくつかのコツを抑えておく必要があります。

曖昧な・振れ幅の大きい項目を分解する

ケース面接において導き出す数値は、完全にデータ通りである必要はありません。

だからと言って、完全に的外れな数値を導き出しても、実効性のある解決策にはつながらないため、ある程度は精度が高いデータを導き出す必要があります。

そのため、曖昧さや振れ幅の大きな項目については、できるだけ細分化していくべきです。

逆にある程度固定値に落ち着く数値については、深く考えず、さっと考えればOK。

ケース面接で評価されるのは、どのような思考をしたかというプロセスの部分なので、全項目をバランスよく分解し、思考する必要性はありません。

むしろ全体のバランスに囚われてしまうと、本来注力すべき項目についてしっかりと考えることができなくなり、消化不良の結果しか導き出せなくなります。

では具体的に、曖昧さや振れ幅が大きい項目とは何をさすのか。

よくある売上規模を考える場合に使う因数分解の式は

「人数」×「単価」

です。

このうち、単価はある程度固定値に就職させることができます。

一方、人数はかなり振れ幅の大きい項目です。

一般的な小売店でも、晴天の日は客数が多く、雨天の日は客数が少ないということがあるでしょう。

そのため、売上規模を考える場合も一口に「人数」という要素にくくるのではなく、さらにもう1段階、2段階と構造を細分化して、思考することが大切です。

全体に過不足がないか確認

ケース面接における因数分解で注意しなければならないのが、要素に過不足がある状態です。

要素過多の場合には、特定の要素について二重に計上してしまうことになります。

一方で要素不足の場合にも、本来の概算値よりも少量しか見積もることができません。

例えば、とあるデータの概算のために「女性」という項目を設けたとします。

この女性という要素をさらに以下のように因数分解したとしましょう。

  • 運動好きの女性
  • スイーツ好きの女性
  • 料理好きの女性
  • 20代の女性

上記のようなわけ方の場合、複数のグループに属する女性は必ず出てくるでしょう。

例えば「20代でスイーツ好きの女性」なんていうのは、いくらでもいるはずです。

このように、複数の要素にまたがる可能性がある分類をすると、正しく概算できなくなります。

一方で、上記のいずれにも該当しない女性もいるはずです。

最低でも「その他」という項目を設けなければ、過不足が生まれることになります。

完全に過不足なく要素を集めるのであれば、複数の要素にまたがることがなく、なおかつ同じ階層レベルで因数分解を行う必要があります。

例えば「女性」という要素を過不足なく分類する場合には、

  • 20代以下、20代、30代、40代、50代以上
  • スマートフォンを所有している、スマートフォンを所有していない
  • 管理職の地位についている、管理職の地位についていない

といったような分類がその一例です。

全体に過不足がない状態を「MECE」と言い、常にMECEに考えられることはコンサルタントとして求められる大切な能力です。

もちろんケース面接においても、その点は評価されているので、フレームワーク等をうまく活用しながら、MECEに考えることを意識しましょう。

各項目の数値を設定する

因数分解はあくまでも手段に過ぎません。

因数分解により要素を適切に分解することができれば、いよいよ具体的な数値を当てはめることで、出題されたテーマについての数値を求めていくことになります。

もちろん自己満足で進めても意味がなく、面接官と共通の認識を築いておくことが大切です。

そのため、適宜面接官とコミュニケーションを取りながら数値を当てはめていくようにしましょう。

計算が簡単になるように、大まかな数値でも全く問題ありません。

むしろ「78.354%」といったような詳細な数値を設定してしまうと、その後のプロセスで自分を苦しめることになります。

バックオフィス部門で仕事をするのでなければ、そこまで詳細なデータを扱うことはほとんどありません。

実際のコンサルティングの現場でも、適切に概算できる能力は重宝されるので、それを意識するようにしましょう。

数値設定した理由を説明する

各要素の数値の設定には、必ず理由が必要です。

仮に数値が正確であったとしても、それが勘だったとすれば、一切評価を得られません。

繰り返しになりますが、ケース面接は導き出したデータの正確性を見るのではなく、その思考プロセスが評価の対象になるためです。

そのため、数値を設定した一つひとつの項目について、なぜそのように考えたのかという理由を説明する必要があります。

上述した「曖昧さや振れ幅の大きな項目」については、より詳細に理由を説明しなければなりません。

十分な思考をせず、勘で当てはめた数字は一発で見破れらますので、しっかりと事前にトレーニングを積み、思考体力をつけておきましょう。

また、理由を説明する中で、面接官から「ヌケモレがある」というような指摘を受けるかもしれません。

その際はその指摘も踏まえて、再度数値を設定しなおせばOKです。

間違いを犯して訂正を受けることは、マイナスイメージがあるという方もいるでしょう。

しかし、間違った時にはすぐに訂正できるという姿勢は、むしろ高評価に繋がるはずです。

コンサルタントとして実際に仕事をする上でも、ミスをしたときにいかにすぐに対処できるかという部分は重要視されます。

計算結果を総括する

十分な思考を経て、最終的に面接官に対して数値を報告します。

しかしそれでケース面接が終了というわけではありません。

その後面接官から「その計算結果についてどう思うか?」というような質問を受けることもあるためです。

この質問を受けた際には、特に以下の2点に着目して回答をする必要があります。

  • 実際の数値とどれくらい乖離しているか
  • 自分の思考過程に、まだ曖昧さの残る部分はなかったか

ケース面接はいわば無茶ぶりのようなものですから、100点満点の回答ができる人というのはまずいません。

そのため必ずどこかしらに足らざる部分や改善点はあります。

その改善点を自分で見つけられれば、客観的に物事を考えられると評価を受けることができるでしょう。

さらに「どうすればその間違いが起きなかったか」に言及することで、成長性のある人材としての評価にも繋がります。

思考過程についてはできるだけメモを残しておくようにして、後での振り返りの際にも役立てるようにしてください。

一目で内容を理解できるような構造的なメモにしておくことで、メモ力やドキュメンテーション能力という点でも面接官にアピールすることができます。

コンサルティングファームに就職すると、1つのプロジェクトが終わればまた次のプロジェクトにアサインされるという繰り返しです。

その中で、常に自分自身をアップデートさせていくことが求められます。

ケース面接は複数回行われることもありますから、計算結果の総括を経て、それを次に繋げていくという姿勢を見せることは非常に重要です。

因数分解に加えて重要なポイント

ケース面接で高評価を受けるためには、因数分解以外にもいくつか抑えておきたい重要なポイントがあります。

中でも特に重要な3つのポイントについて、詳しく解説していきます。

出題者の意図を読み解く

ケース面接での出題内容は、ついつい数字の面ばかりに注意が行きがちです。

しかし実は問題文にはそれ以上に重要な裏の意図が込められていることもあります。

その意図については、具体的に記載されているのではなく、面接の際に就活生が汲み取らなければならないということも少なくありません。

特に比較的計算が単純になりやすい売上規模や市場規模については、できるだけ条件を細分化して設定してほしいという意図があるといいます。

そのような出題がなされたケースでは、抽象度が高い要素だけに分解して計算しても高評価を得ることはできません。

コンサルティングファームは個人主義を重んじるところも多く、問題点に自分で気づくことを重視しているため、ケース面接中に面接官があれこれアドバイスをしてくれないことも多々あります。

そういったコンサルティングファーム特有の文化も踏まえながら、思考するということが非常に重要です。

また面接官の立場としては、やはり他者とは少し異なる人材を評価する傾向にあります。

そのため、他の志望者や現役コンサルタントと同じような考え方では、それが確実な方法であったとしても、なかなか高評価には繋がりません。

その点も含めて自分独自の視点を織り込み、思考することが非常に大切です。

話し方はスマートに

心理学の世界には「メラビアンの法則」というものがあります。

これは話している内容よりも、その話している人の姿や話し方から受ける印象の方が評価に与える影響が大きいというものです。

つまり、どれだけ優れた思考プロセスを経た場合でも、その話し方次第では良い評価を受けられなくなります。

逆に、少し思考がずさんな場合でも、話し方次第では高評価につながることもあるということです。

そのため、仮に満足のいくような思考ができなかったとしても、発表する際には自信をもってスマートに話すことを心がけましょう。

面接は非常に緊張感のある空間なので、ぶっつけ本番でスマートな話し方ができるわけではありません。

コンサルティングファームの面接に臨む前には、必ずトレーニングを繰り返しておき、場慣れしておくようにしましょう。

本命のコンサルティングファームで自信を持って話せるようにするために、いくつかトレーニングで選考を受けてみるというのもおすすめです。

思考を楽しむ

ケース面接は時間との勝負という面もあります。

その評価次第で就職できるか否かも変わってくるため、大きな緊張感を味わうことは間違いないでしょう。

しかしプレッシャーに押しつぶされてしまっては、良い思考ができるわけもありません。

そこで、まずは思考することを楽しむようにしましょう。

形からでも楽しそうに思考することで、余裕が生まれアイディアが湧いてきます。

まあポジティブな姿勢は面接官からも高い評価を受けることにつながるでしょう。

コンサルタントとして就職した後も、仕事の大部分は「思考すること」ですから、思考することを好きになるということが大切です。

好きこそものの上手なれと言いますし、楽しんでいれば必ず思考力は高まっていきます。

どうしても面接本番では緊張感が上回ってしまう部分もありますから、まずは日ごろから思考を楽しむ癖をつけるようにしてください。

その積み重ねがケース面接本番での余裕に繋がり、ひいては内定獲得へとつながっていきます。

ケース面接は因数分解を利用して効率的に考える

コンサルティングファームへの就職を成功させるためには、ケース面接が大きな関門になります。

面接で高評価を得られていたとしても、ケース面接での出来が芳しくなければ、内定を勝ち取るのは難しいと言わざるを得ません。

このケース面接を攻略する上では、因数分解を利用して効率的に思考することが重要です。

因数分解も面接本番で急に閃いてできるというものではなく、繰り返し活用してトレーニングしておくことでしか、本番で活かすこともできません。

そのため、コンサルティングファームへの就職を考えているのであれば、事前に書籍を読んだり演習問題を解いたりすることで、ケース面接のトレーニングをしておくようにしましょう。

因数分解をより正確に行うことができるようにするためには、いくつかフレームワークを習得しておくこともおすすめです。

フレームワークを活用することで、コンサルタントとして求められるMECEな考え方もできるようになります。

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