コンサルタントとしてキャリアアップを目指した転職を考える時に候補として上げるとしたらどの会社を思い浮かべますか?
ベイカレント・コンサルティングという名前をあげる方も最近では増えています。ベイカレント・コンサルティングは2014年に設立(創業は1998年)され、日本に本社を置くコンサルティングファームです。
日本発の総合コンサルティングファームであることを活かして政府や様々な業界を代表する企業の抱える課題を解決し、成果を生み出すことで、クライアントの持続的な発展に貢献し続けていくことをミッションにしている会社です。
2018年にはフォーブズ誌が選ぶ「売上10億ドル以下:アジアの優良企業200社」の一つにも選ばれている会社です。
目次
ベイカレント・コンサルティングはどんな会社?(企業情報)
社名 | 株式会社ベイカレント・コンサルティング |
本社所在地 | 東京都港区虎ノ門1−23−1 虎ノ門ヒルズ森タワー9階 |
代表者 | 代表取締役社長 阿部 義之 |
設立 | 2014年(創業は1998年) |
資本金 | 2億8,200万円 |
売上 | 243億円 |
従業員 | 1,669人(2019年4月現在) |
事業内容 |
|
公式サイト | https://www.baycurrent.co.jp/ |
職種と仕事内容
ベイカレント・コンサルティングが中途採用として募集している職種は大きく分けて3種類です。
時期によって異なるため、常時募集しているとは限りませんが、採用ポジションとして用意されている一例としては下記の3種類があります。
- アナリスト
- コンサルタント・シニアコンサルタント
- マネージャー・シニアマネージャー
の3職種です。これらの3職種それぞれで求められる職務は下記の通りです。
- アナリスト
研修やOJT、実際のプロジェクトの経験を通じて、問題分析から課題抽出、解決策の立案から実行まで一連の高度なコンサルティングスキル体得。上司・先輩コンサルタントの補助ワーク - コンサルタント・シニアコンサルタント
コンサルタントまたはシニアコンサルントとして、クライアントの戦略/業務/ITに関するソリューション提供と実行支援。コンサルティング案件(戦略、業務、IT)のプロジェクトリード。クライアントのリレーションシップマネジメント - マネージャー・シニアマネージャー
マネージャーまたはシニアマネージャーとしての、プロジェクトならびに組織マネジメント。新規ならびに既存クライアントに関する案件受注に向けた営業支援。コンサルティング案件(戦略、業務、IT)のプロジェクトマネジメント。クライアントならびに自社コンサルタントのマネジメント。自社の事業企画・運営や営業支援、人材育成等。
従業員の平均年齢
ベイカレント・コンサルティングの授業員の平均年齢は32歳ほどとなっており、企業の平均としてはかなり若い部類となっています。
「UP or OUT」の傾向の強いコンサル業界であれば普通かもしれません。
また平均勤続年数は4年ほどとなっているためかなり「UP or OUT」の傾向が強いことがみてとれます。
あくまでも平均年齢であるため、採用するにあたり深い意味はありませんが、
平均年齢が若く、継続年数が短いことを頭の中に入れておきましょう。
労働環境
ベイカレント・コンサルティングの福利厚生は代表的なものとして以下のものがあります。
例としては、
- 社員持株会
- 保養施設
- 社外研修費用補助
- スポーツジム優待
- 全社パーティー
- 健康診断・人間ドッグ
- 社員持株会
- 保養施設
- スポーツジム優待
- 社外研修費用補助
などがあります。
コンサル業界は、福利厚生は最低限のものしか用意されていないことが多いのですが、ベイカレント・コンサルティングはかなり充実していると言えます。
基本的に残業時間は月に45時間までと決まっており、そのルールは厳しく守られています。
プロジェクトの締め切りなどが迫っていない限りは定時帰宅が可能。1月の残業を1日換算しても2時間ほどとなります。
ただし案件によっては資料作成や打ち合わせが夜遅くまで行われることもあります。その意味ではメリハリのある労働環境だと言えるでしょう。
プロジェクトにもよりますが、労働環境は総じて良好です。
英語は必要?
ベイカレント・コンサルティングへの転職に際して、英語は必ず必要になると言っても過言ではありません。
どの職種に関しても最終的に英語力が求められますし、社内では英語研修が設けられているほど英語に対する取り組みが積極的です。
最低でもTOEIC700点以上の英語力が求められます。
ただ、最低限度であるため、それ以上の英語力があることに越したことはありません。
また、TOEICはただの数字上の目安であるためしっかりと現場で交渉などを行うことができる実践的な能力も必要になってきます。
ベイカレント・コンサルティングに中途採用で入社を希望する場合はTOEIC700点以上を確保することはもちろんですが、実践的な能力もしっかりと培うようにしましょう。
ベイカレント・コンサルティングの平均年収
ベイカレント・コンサルティングの年収は一般的な企業と比較すれば高めに設定されており、全社員の平均年収としては875万円です。
ただし、この数字はコンサル業界の平均相場と比較すると少なめです。
福利厚生が充実していることが理由としてあげられ、残業時間も少なくなっているため年収は少なめになっていることが考えられます。
お金よりもライフバランスを考えて働きたい方が向いているのではないでしょうか。
ベイカレント・コンサルティングの求人情報
ベイカレント・コンサルティングの求人情報をご紹介します。
公開求人はある?
ベイカレント・コンサルティングの公式サイトでは下記のように採用ポジションを公開しています(※募集職種は一定ではありません)。
- アナリスト
- コンサルタント・シニアコンサルタント
- マネージャー・シニアマネージャー
細かい各種条件などは、メールや電話などで確認をしましょう。
また、大手求人サイトでも積極的に求人を掲載していますので求人サイトの担当に問い合わせてみても良いです。
採用大学実績
公式サイトの応募資格には四大卒業以上が最低条件になっており、幅広い大学から採用をしています。
ですが、仕事の難易度から上位大学の出身者が多く、新卒であればある程度の学歴が必要と考えられます。
逆に中途採用は有名大学以外からの入社実績もあり、学歴よりも実績・やる気が重視されます。
ベイカレント・コンサルティングは1998年に創業しているため、活動実績は十分な会社です。順調にクライアントや案件数を伸ばし、実績を積み重ねている企業ですが、企業は常に成長を求めるものです。
基本的には応募者の能力ベースによる採用活動を行っていると考えられています。
採用人数
ベイカレント・コンサルティングの新卒採用人数の実際については公開されていません。採用人数も年次により変化しますので一律ではありません。
社員数が2019年4月の段階で1,669人だとされていますが、即戦力が求められるコンサルティングファームの場合、新卒の採用人数も若干名であることは明らかです。
ただ、公式サイトからも求人サイトからも募集をしていることから、採用自体は積極的に行われています。
まだまだ、事業を拡大させている途中であると言えます。
ベイカレント・コンサルティング入社にはどんな面接をするの?
ベイカレント・コンサルティングは入社にあたってどのような試験や面接を行うのでしょうか?
【一次選考】筆記試験
ベイカレント・コンサルティングの一次選考は筆記試験となっており、係数・言語・性格検査をはかる筆記試験が行われます。
これはWEB-GABテストと呼ばれるもので、
- 言語
- 係数
- 性格検査
をはかるためのテストとなっています。
その中でも特にベイカレント・コンサルティングは情報処理能力に重きをおいているので重点的に学習をするようにしましょう。
【面接】一般面接+ケース面接など複数回
明確に何回の面接が行われるかは厳密に決まっているわけではなく、その都度応募者の適正や筆記試験の結果などにも左右されます。
しかし一般面接としては、自己紹介や「過去の職務経歴の中でどのような努力を行い、どのような成果を上げてきたか」という部分を中心に質問されることが多いです。
よく過去問題に上がっていた質問としては
「仕事内容・報酬・労働時間」のうちどれを重視するかを質問されます。
あなたの仕事に対するスタンスなどを知る質問で、正解はありませんが、どれを選んでもきっちりと理由を答えられるようにしましょう。
ケース面接としては面接官との話の中で課題が設定されたり、一般的なケース課題が設定されることもあります。
「売り上げを2倍にするなら」
「無人島に行ったらどうするか」
など、無関係なことを質問される場合もありますが、解決策を見つけたり、しっかりとビジネスに絡めて答えることが重要です。
また、他人と話をしていて論理的に理解しやすく話す能力も見られることになります。ここでコンサルタントとしての能力を分析されるのです。
コミュニケーション能力を見るために、面接官は様々な話題や質問をケースイバイケースで行います。それらの質問に対して建設的な答えやディスカッションができるように準備しておきましょう。
また、あなたの過去の人生に対する質問をされることもあり、
中途であれば「なぜ前職を選んだのか」「なぜ辞めることを決意したのか」
また、あなたの学歴に対して「なぜそのような決断をしたのか」「理由など」を問われることがあります。
正直に答えることが大切で、もし不利になるような内容だとしても正直に答えしっかりリカバリーをするようにしましょう。
中途採用の場合、場合によっては3回目や4回目の面接が設定されることもありますが、ケースバイケースであるため一概には言えません。
中途採用者はこれまでのビジネス経験を新しい職場でも活かしていくことが求められます。
- これまでの職歴や活動の中でリーダーを努めた経験がどの程度あるか
- その際にどのようなことを意識していたか
- 役割はどのようなものだったか
さらには「特定分野での際立った活躍や実績があるかどうか」といった質問なども面接中に行われます。
ベイカレント・コンサルティングが求める人材
中途採用枠でベイカレント・コンサルティングに入社しようとした場合、どのような人材であることが求められるのでしょうか?
ベイカレント・コンサルティングのウェブサイトや様々な資料を読み解いてみると、考えられる人材としては下記のような人物像になると思われます。
- 会社の経営戦略を理解できる
- 「結果を出す」という行動に対して熱意がある
- 競合に対して差別化した価値を提供できる
と言った人材を求めています。また、2021年までを「基礎固めまでの期間」と定めており、
「付加価値の強化」
などといった成長を求められます。
そのため企業の成長にしっかりと貢献できる上昇思考の高い人材が求められます。
ベイカレント・コンサルティングに転職する難易度
ベイカレント・コンサルティングへの転職難易度は、他のコンサルティングファームに比べたら容易です。
公式サイトや求人サイトでもたくさんの求人を掲載していることからもエントリーできる機会も多いですし、2021年までに15%の人員増加を目指していることから未経験や第二新卒も積極的に採用をしています。
ただ、社内での競合が激しく頭の良い同僚やライバルがひしめく環境であることは念頭に考えておきましょう。
待遇は良いものの平均継続年数は短いため「UP or OUT」の傾向が強く入社は簡単ですが、自分も成長をし続けなければ継続して働くことができない職場と言えます。
ベイカレント・コンサルティングに転職する理由
あなたがベイカレント・コンサルティングに転職したいと思う理由はなんでしょうか?
未経験や第二新卒からでもコンサル業界を目指すことはできることから、
- 学歴や経験がなくとも上を目指したい
- 経験を基に更に上位のコンサル会社に転職する
など上昇思考が強い方が転職を目指します。
また、福利厚生がしっかりとしているので仕事とプライベートの両立を目指したい方も転職の候補に上がります。
ただ、成長率が高く、ここ数年でベイカレント・コンサルティングを目指す方の層が変化することが予想されています。
転職をするのであれば、そのような変化にも柔軟に対応できるようにしておく必要があります。
ベイカレント・コンサルティングの転職まとめ
ベイカレント・コンサルティングへ中途採用で転職することを目指すのは簡単ではありません。現実的に簡単ではない目標を実現するためにはしっかりとした準備が必要になります。
ベイカレント・コンサルティングは日系のコンサルティングファームということもあり、転職先として人気があります。
となると、やはり一人で準備するより何らかのサポートがあれば心強いです。
転職エージェントなどに登録してキャリア相談するのも一つの手段ですが、例えばその前に各種セミナーなどに参加してスキルアップのきっかけを得ることも有効です。
キャリアアップを狙うなら、これまでの経験を上回るステージに行くことになります。これまで以上のものを一人で身につけるのは難しいもの。
もしセミナーなどでそのヒントやきっかけを得ることができれば、コンサルタントとしてのキャリアを積んできた方なら未経験者よりもステップアップするまでの時間は短縮できるでしょう。
ぜひコンサルタントとしてのキャリアップセミナーなどの利用を検討してみてください。
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